ガン患者の闘病と投資日記

34歳にしてガンを患い闘病中に治療費を稼ぐために株式トレードを始めました。

治験薬DS-8201を使用したこれまでのレビュー

DS-8201とは

第一三共が製品開発をしているがん治療薬で、HER2レセプターに対して作用する薬です。

現在、乳がんを中心にハーセプチンという抗がん剤が使用されていますが、このDS-8201はハーセプチンを強くした感じのものだと認識して投薬を続けています。

大まかにそのような薬だということであり、専門的な見解はわかりません。

 

投薬を開始する前の状況

投薬にあたり、投薬できる癌のタイプなのか?体力はあるのか?骨への転移があるが、骨の痛みを緩和する薬を投与した経緯はあるか?などの検査がありました。

特に、骨の痛みが強い患者さんは医療用麻薬というものを使用し、痛みを緩和します。

DS-8201の治験にはこの医療用麻薬の不使用者が対象だったようで、使用の過去があるかを確認されました。

運良く、医療用麻薬を使用するほどではなかったので治験の対象者として投薬にこぎつけることができました。

 

この頃の体調は、しばらく治療から離れていたこともあり、頸椎の腫瘍が大きくなっていたためか、痛み止めを飲まないと我慢ができないほどに首が痛み、腫瘍が左腕の運動神経を圧迫し、左手が麻痺する(動かなくなる)状態でした。今考えると怖いですが、車の運転も右手のみで行っていました。

 

左腕全体が動かなくなると不便なことが多く、洗濯物を干さない、お皿を洗えない、服を着られない、人に会った時に左手だけポケットにいつも入れておく必要があるなどなど、どれだけ左腕にこれまで支えてもらっていたのかを痛感しました。

 

当時は、痛みもあり、左腕も動かない中で、その一つ一つを自分の中で受け入れていくことにパワーん使っていた時期だったと思います。

 

DS-8201投薬後の変化

治験薬を投薬するために、初めの3クールは検査のための採血の回数が1日に5〜7回ほどあり、1泊2日の入院での投薬でした。

入院中は、痛みの緩和や身の回りの不安なことを看護師さんがやってくれたり助けてくれるので、とにかくお任せして投薬に集中していました。何回も採血があることには辟易しましたが、それも含め治験が受けられることの方が幸せだと思っていたため、乗り越えられました。それに、常に妻や娘、友人の温かなメッセージがあったので、気持ちを奮起することができたのだと思います。1人じゃむずかしいですよね、こういう局面は。

 

1度目の投薬を終えて帰宅すると、首の痛み止めを飲まなくても痛みを感じないことに気がつきました。首を触ってみると微かにいつも触るコリコリ部分が小さくなったかな?という感覚があったのを覚えています。

 

そして、2度目の投薬の直前に、左腕が動き出したのです!!恐らく運動神経を圧迫していた部分が小さくなり、圧迫がなくなったことで左腕の運動神経が戻ったのだろうとのことでした。

 

これは嬉しかったです!

娘をまた抱っこできる!

そう思いました。

 

投薬が続くにつれて

副作用が顕著に出てくるようになりました。

私の場合は粘膜が敏感に反応してしまうため、投薬後の10日は、排便の際便器が真っ赤になるくらい出血を伴い、朝起きて顔を洗うと鼻から血が流れ、鼻をかむと血だらけという感じでした。これはいまだに続いています。

 

そして、投薬当日はなぜか夜寝付けないのです。興奮状態にあるのか、眠たいのですが寝られず、翌日から寝られなかった疲れで寝付けるようになるといった形でした。

 

また、投薬から一週間程度は、食欲が減退するとともに吐き気が常にあります。吐き気といっても、軽い車酔い程度の吐き気なので、嘔吐したりというまではいかないとですが、厄介なのは波があるのではなく、常に吐き気が付きまとうという点です。なので、プリンペランという錠剤を飲んで吐き気を和らげて過ごしています。

 

今日が12クール目

今まさに、このプラグを癌研有明病院で書いているのですが、本日が投薬日となります。

今日は12回目です。

1回が三週間なので36週間この薬で生きながらえたことになります。しかもそこまで大きな副作用もなく、痛みを伴わず。

とはいえ、12回も投与すると、体に蓄積した何かが悪さをし、これまでにない副作用が発生したり、身体が抗体を作り、薬が効きにくくなるということが出てきます。

 

現に、私の左腕も最近痛み出し、神経痛と向き合わなければならない数週間が続いています。

 

こうした各局面での体の変化にいかに対応し、新しい方法を見出していくのかも、癌治療の大きなポイントなのかもしれません。

 

ということで、DS-8201の12クール使用したレビューでした。